赤ちゃんのスキンケアにつて

スキンケアの開始時期

赤ちゃんは皮膚表面のバリア機能が未発達なので、非常に肌が弱く敏感です。
夏場はあせも、冬場は乾燥と休む間もなくお肌のトラブルが起こってしまうので、油断することができません。

「赤ちゃん肌」というときめ細かいつるつるのお肌を思い浮かべますが、生まれたばかりの赤ちゃんは皮膚の一番外側の角質層の水分が少なく、水分をとどめておくためのバリアとなる皮脂膜が十分ではありません。
特に生後2ヶ月目には肌質が急激に変化をするので、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
赤ちゃんのスキンケアは生まれて間もない時期から、皮膚表面に潤いを与えるということを重視して行うようにしましょう。

生まれて間もないときにスキンケアを十分にしておかないと、幼児期に入ってからアレルギー肌になりやすくなってしまいます。
入浴後は特に肌が乾燥しやすいので、保湿剤をつけたりパウダーを使ったりして皮膚表面をカバーしてあげてください。

赤ちゃん肌の特徴

赤ちゃんは体全体の代謝機能が高いことから汗をかきやすく、また肌も汚れがちになります。
ですが肌を清潔にしようと考えるあまり、赤ちゃん用石鹸を使ってゴシゴシと洗いすぎてしまうと、それが乾燥肌の原因になってしまいます。
よく赤ちゃんの頬がカサカサになってしまっているのを見かけますが、それも水分の少ない頬の部分が過度に乾燥してしまっているのが原因です。

ちなみに生後2ヶ月目の赤ちゃん肌の特徴としては、皮膚の厚みはだいたい成人の半分くらい、皮脂量も同じく半分です。
さらに肌の内部に留められている水分量も大人の2/3なので、かなり肌は弱いと考えられます。

スキンケアのポイント

赤ちゃんのためのスキンケアの方法としては、何をおいても「保湿」を心がけましょう。
方法としては「保湿剤をこまめにつける」「室内の乾燥を防ぐ」「肌に優しい衣類を選ぶ」といったことがあります。

まず保湿剤ですが、赤ちゃん用に無添加のものが各メーカーから販売されています。
人気の高い製品としては「ピジョン 薬用ローション」や「アロベビーミルクローション」といったものが代表的です。

注意したいのが、べヒーローションには薬用タイプと保湿タイプがあることです。
肌質により、薬用が良いかそうでないかが変わってくるので、それぞれの製品の特徴に合わせて使い分けていきましょう。

次に「室内の乾燥を防ぐ」ということで、加湿器を使っていきましょう。
冬場になると部屋の乾燥がひどくなりますので、加湿器を使って肌に優しい環境を作っていくようにしてください。

最後の「肌に優しい衣類」ですが、肌が弱い赤ちゃんの場合合成繊維のものを使うとそこから肌荒れをしてしまうことがあります。

赤ちゃんのおふろの入れ方

おふろへ入れる際の心構え

赤ちゃんは代謝機能が大変活発なので、毎日丁寧にお風呂に入れてあげる必要があります。
汗で体が汚れたままになっていると肌荒れしやすく、あせもやおむつかぶれの原因になってしまいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは肌質が敏感であり、かつ免疫力がありませんので、大人と同じお風呂には入れず、ベビーバスを使って沐浴をしていきましょう。

1ヶ月検診のときに特に異常がなければ、それ以降は大人と一緒のお風呂に入れても大丈夫です。

赤ちゃんのお風呂はできるだけ毎日同じ時間帯に入れてあげるようにします。
新生児のうちは大人の入浴時間に合わせる必要がないので、一番お世話をする人のタイミングで入れてあげてください。

ただしいつ入浴してもよいというわけではなく、授乳をした直後などは体に刺激があるので、お風呂の途中で吐き戻してしまう可能性があります。
熱など病気になっている時には、体を濡らしてしまうとそこから体温が下がって症状が悪化してしまう危険があるでしょう。

体の具合が悪い時には沐浴ではなく、絞ったふきんで体を拭いてあげるなど、別の方法で体を清潔にしてあげてください。

また、夜遅い時間に入浴をすると眠い時間に刺激が与えられてしまい、睡眠が浅くなってしまいます。

ベストな時間帯としては寝る数時間前くらいですが、夕方以降であればやりやすい時で大丈夫です。

おふろのポイント、入浴レッスンの方法

新生児の入浴は体がふにゃふにゃとしていて、大人も気を遣ってしまいます。
お風呂を入れる前に湯冷めをしないように先に体を拭くタオルと着替え、おむつを用意しておき上がったときに体を冷やさないようにしましょう。

できれば複数の大人が控えていて、お風呂を入れる係と上げたあとの世話をする係とがいると便利です。

赤ちゃんの入浴をする時にはまずベビーバスにお湯を入れ、温度を大人が確認します。
温度としてはだいたい38~39度くらいで、大人の肌でちょっとぬるいと感じるくらいが適しているでしょう。

新生児は首がグラグラとしているので、腕で首を支えるようにしながらゆっくりと体を湯船の中に入れるようにし、体をつからせた状態で柔らかい布を使って体を拭いていくようにします。
生後1ヶ月くらいまでは石鹸を使って洗う必要はなく、沐浴をさせたときにガーゼで体全体を拭いて洗うようにします。

ベビーソープを使うのはだいたい生後1ヶ月目くらいからにしましょう。
洗う時には体の向きを細かく変えて、首の間や指先、背中やお尻など体のシワがよりやすい部分もしっかり中まで洗っていくようにします。

上る前には洗面器などを使ってざっとお湯をかけてあげるようにして、赤ちゃんをリラックスさせてください。

おむつの取り替え方

おむつ替えの際の心構え

赤ちゃんのお世話の中でも、とりわけ苦労が多いのがおむつ替えです。
子育て経験者の感想を見てみても、必ず一つ二つはうんちやおしっこに絡んだ苦労話が出てくるものです。

しかしおむつ替えを丁寧に行わないと、汚れた排泄物がずっと肌についたままになってしまうことから、すぐにおむつかぶれなどの皮膚炎が発症してしまいます。
人の排泄物は皮膚には非常によくないものなので、できるだけこまめに交換してあげるようにしましょう。

またうんちやおしっこは、その様子を見ることで健康状態をはかるバロメーターとなります。
毎日おむつ替えをしてあげることで健康の変化にも敏感に気づけるようになりますので、できるだけ丁寧にお世話をしてあげてください。

健康に何か問題があると考えられる症状としては、おしっこの色がピンクがかっていたり、おむつに膿のようなものがついていることが挙げられます。
他にもうんちが赤色や黒っぽい色をしていたり、逆に白い色をしていたりする場合は内臓の疾患が考えられるので、その時の様子をできるだけ丁寧に観察して小児科医に相談をしてみてください。

ただし月齢によって健康な排泄物の様子は変化していくので、成長に合わせて健康状態を把握するようにしましょう。

おしっこ・うんちの処理の仕方

現在赤ちゃん用おむつの主流となっているのは使い捨ての紙おむつです。
紙おむつは非常に多くのメーカーから販売されており、また吸水性などかなり優れた性能を持っています。
便利なものになるとおしっこをすると表面の色が変化するなど多機能になっているので、利用シーンに合わせて使い分けをしていくとよいでしょう。

おむつを替える手順としては、まず赤ちゃんを仰向けにして紙おむつを開いたら、おしりふきを使って丁寧に肌を拭き取っていきます。
汚れたおむつを先に畳んでおかないとそこからまた肌に汚れがついてしまうので、先に畳んでおくようにしましょう。

おむつを交換する時には、おしっこだけならそのまま畳んで捨てても構いません。
うんちがついている場合は、トイレに持っていって流してからおむつを捨てるようにしましょう。

紙おむつは使用済みのものは丸めて畳んでからゴミ箱に入れておきます。
ゴミの分別としては紙おむつは可燃ごみとなっているので、まとめてそれぞれの自治体の指示に従って出すようにしましょう。

まとめてゴミ箱に入れているとどうしても臭いがきつくなるので、おむつ用ゴミ箱は風通しのよい場所に設置しておくなどの工夫が必要です。
臭いが漏れにくいおむつ用ゴミ箱も販売されているのでそちらを利用するのも良いでしょう。

なお外出時に赤ちゃんのおむつを交換した場合は、汚れたおむつは自宅に持ち帰って捨てるようにしてください。

赤ちゃんの水分補給のポイント

水分補給の重要性、水分補給のポイント

人の体は約70%が水分でできているとされていますが、赤ちゃんの場合はさらにその割合が高くなります。
赤ちゃんの時期は水分が占める割合は約80%にもおよぶとされており、そのため体から水分が不足をしてしまうと健康を害する原因になってしまうのです。

赤ちゃんは体の代謝がよいことから非常に多くの汗をかき、また腎機能が未発達であるため、多くの量の尿が排出されてしまいます。
大人に比べて脱水症状を起こしやすいので、特に暑い季節にはこまめに水分補給をしてあげるようにしましょう。

赤ちゃんの食事は母乳またはミルクという液体であることから、水などを別に飲む必要はないのではないかと思ってしまいます。
ですが食事とは別に水分が必要になるタイミングがありますので、水分が不足しがちな日常生活のシーンで与えてあげるようにしてください。

赤ちゃんは自分で意思表示をすることができないことに加え、喉の渇きに関しては比較的鈍感です。
お腹が空いたときには泣いておっぱいを飲みたいと訴えますが、水に関してはそれを原因に大泣きするということはまずありませんので、保護者の側で水分補給をしてあげる必要があります。

子供に与える水分としては、内臓に負担をかけにくい浸透圧に近いものを選ぶようにしましょう。
ベビー用品店などに行くと赤ちゃん向けの飲料がいくつか販売されているので、そちらから選ぶのが無難です。

特に注意をしたいのがコーヒーや紅茶などのカフェインが含まれるものや、清涼飲料水として販売されている糖分の多いものです。
基本的に大人用として販売されている飲料は危険であるので、外出時にはきちんと専用の物を持ち歩くようにしてください。

飲み方のトレーニング方法

赤ちゃんの水分補給は、小さいうちは哺乳瓶でミルクと同じように与えればよいでしょう。
ただ哺乳瓶に余裕がない場合や消毒が間に合わないときのために、手軽に洗うことができる水分用のコップを用意しておく方がよいでしょう。

赤ちゃん用のコップは持ち手がついており、哺乳瓶同様乳首がついています。
飲む時にはミルクと同じように抱きかかえて飲ませるのですが、最初のうちは味に慣れていないことから上手く飲めないこともあります。

ポイントはいきなりたくさんの量を飲ませようとするのではなく、まずは口にふくませる程度の量から飲めるようにしていくということです。
おすわりなどができるようになってきたら、哺乳瓶ではなくストローなどを使って飲めるように練習していきます。

ストローを吸うという動作は慣れないうちは難しいので、いきなり試すのではなくまずは大人がついて一緒に練習をさせてあげるようにしましょう。

調乳のやり方

調乳をするときのポイントは?

赤ちゃんの食事のためにミルクを作ることを「調乳」といいます。
日本国内においては赤ちゃん用ミルクというと粉ミルクが主流となっているので、母乳が準備できないときに赤ちゃんのお世話をする時には必ず調乳しなくてはいけません。

なお北欧などでは液体ミルクが市販されており、日本でも2018年の夏頃から赤ちゃん用液体ミルクが一般向けに販売されるようになるとのことです。

粉ミルクのメリットは、安価で大量のミルクを作ることができることと、日持ちしやすいということです。
ミルクは液体になると雑菌が繁殖しやすく衛生面に問題が発生してしまうので、外出時に持っていく時は液体にして持っていくというのは避けましょう。
調乳をしてから2時間以上が経過したミルクは再利用せずに廃棄するようにしてください。

調乳の方法は基本的にそれぞれのパッケージに記載されているやり方に従います。
粉ミルク缶には付属のスプーンがありますので、そちらを使ってきちんとすりきりで哺乳瓶の中に入れ、お湯を注いで溶かしていきます。

ポイントとなるのは溶かすときのお湯の温度で、70~80度くらいに調整したお湯を粉ミルクを入れた哺乳瓶に注いでいくようにします。
電気ポットなどではあらかじめ70~80度で保温できるようになっている製品もあるので、赤ちゃん用に購入しておくと便利です。

お湯を入れたら乳首を取り付け、ミルクが完全に溶けるように丁寧に回していきましょう。
あまり強く回転させるとミルクが泡立ってしまい、赤ちゃんがミルクと一緒に空気を飲んでしまいます。

空気がミルクと一緒に口に入るとゲップが出やすくなり、そのときに一緒に吐き戻してしてしまうので注意が必要です。

哺乳びんの選び方、洗浄・消毒の方法

哺乳瓶は、できれば出産前に準備をしておくようにしましょう。
選び方としては赤ちゃんの成長に応じて使い分けをしていくので、まずは小さなサイズのものから購入をしていくのがおすすめです。
赤ちゃんショップなどに行くと、月齢に応じたおすすめ哺乳瓶があるのでそちらから選んでみてください。

乳首部分もたくさんのメーカー品があることから、最初は複数のメーカーのものをいくつか購入し順番に使用していくようにします。
ミルクを入れたあとの哺乳瓶は衛生的に問題があるので、一回ごとに丁寧に洗っていくようにしましょう。

以前までは哺乳瓶の消毒というと、ブラシで洗ったあとに煮沸消毒をするというやり方が主流でしたが、毎回お湯を沸かして消毒をするというは大変です。
そこで便利なレンジ加熱タイプの消毒機が現在では広く使われるようになっています。

こちらは専用ケースに哺乳瓶と少量の水を入れて電子レンジで規定時間加熱をすることにより、煮沸消毒と同じように加熱殺菌をすることができます。

母乳の特徴と飲ませ方について

母乳は栄養豊富

赤ちゃんが生まれて初めて口にする食べ物が母乳です。
母乳は妊娠中のお母さんの体で作られるもので、出産前からおっぱいに強い張りを感じたり、乳首が痛くなったりということがあります。

母乳は赤ちゃんにとって必要な栄養素が全て含まれている「完全栄養食品」です。
生まれたばかりの赤ちゃんは内臓機能が弱いので、母乳を飲むことにより消化吸収がしやすくなるというメリットがあります。

母乳に含まれている成分としては、水や炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、鉄分といったものがあります。
いずれもこれから骨や筋肉、内臓などを作っていくことになる赤ちゃんにとって必要不可欠な成分ですので、しっかり赤ちゃんに飲ませてあげたいところです。

また、母乳にはお母さんの体の中にあった免疫グロブリンといった物質が含まれるので、母乳を通してお母さんから赤ちゃんへ、病気になりにくい体質を引き継ぐことができるという作用があります。

お母さんにとっても母乳を与えることは体によい作用があり、産後の子宮の回復を早めることができます。
これは母乳を与えることで体内で生成が促進されるので、同時にオキシトシンというホルモンが分泌されやすくなるからです。

オキシトシンは女性の体を作るために重要な役割をするものなので、体内に多く分泌されることで女性本来の機能を高めてくれるのです。

飲ませ方、授乳時間・回数

母乳の与え方については妊娠中の育児セミナーや、出産直後の産科医からの指導で教えてもらうことができます。
産後すぐの赤ちゃんは授乳そのものに慣れていないので、まずは赤ちゃんとコミュニケーションをとることを重視しつつ練習をしていくようにしましょう。
生まれた直後ではまだ十分な量の母乳が出ないというお母さんもいるので、出産後数日をかけて母乳を出せるようにしていきます。

新生児(出産後1ヶ月以内)に対しての授乳は基本的に「泣いたら与える」という方法で、あまり時間や間隔を気にしなくても大丈夫です。
こうした赤ちゃんが欲しがったら与えるという方法を「自律授乳」と言いますが、お母さんの母乳が出にくかったり、赤ちゃんがよく飲む場合などは母乳だけに頼らずミルクも併用していくとよいでしょう。

生後2ヶ月目になってくると少しずつ授乳のペースがつかめてくるので、だいたい3時間くらいの間隔で、1回につき30分くらいかけて与えるようにしていきましょう。
母乳は左右を均等に与えるようにし、赤ちゃんの口にできるだけ深く乳首を含ませるようにしていくのがコツです。

赤ちゃんは一旦飲んだ母乳を吐き出してしまうということもよくあります。
これはまだ胃腸がしっかりしていないためなので、それほど心配はいりません。

1才頃の赤ちゃんの様子と育児方法

1才頃の赤ちゃんのからだの状況

赤ちゃんが自立して歩くことができるようになるのは、だいたい1才頃とされています。
早い子であれば10ヶ月目くらいからつかまり立ちをしたり、数歩自分で歩いたりできるでしょう。

最初のうちは足がもつれて途中で尻もちをついたり、後ろにひっくり返ったりということもありますので、床材を柔らかくしてあげるなど歩行訓練をしてあげてください。

子供の歩行は、子育てをしてきた保護者にとっては成長を実感できるワンシーンです。
つい一日でも早く歩けるようになってほしいと焦ってしまいますが、あまりプレッシャーをかけず、子供のペースで歩けるようにしてあげましょう。
最初は歩くのではなく、座った状態で腰のハイハイをしたり、ちょっと特殊な運動をしていたりしますので、無理に立たせるのではなく遊びながら歩けるようにしてください。

一方、歩けるようになってくると、背筋や手足の筋肉が急激に発達するようになります。
よちよち歩きであったはずが、あっという間にすごいスピードで走れるようになっていきますので、子供の運動能力に合わせて住環境を整えていきましょう。

体とともに知能も発達してきます。
言葉はまだはっきりとした発音はできないものの、ボディランゲージを合わせて自分の意思を表示するようになってくるでしょう。

「ちょうだい」や「ありがとう」といったことを表現できるので、意思疎通をしながらできる遊びをしてあげたいところです。

1才頃の赤ちゃんの生活、赤ちゃんのこころ

生後1年が経過する時期には、新生児の時期と比べて身長は約1.5倍、体重は約3倍くらいの大きさになります。
歩けるようになってくると子供の身長を実感できるので、親にとっては「大きくなったなあ」としみじみ実感できるでしょう。
だいたい1歳くらいで歩くことができると書きましたが、こちらも発達に個人差があるので、あまりあせらず1歳3ヶ月くらいまで見守ってあげてください。

食事に関してはそろそろミルク離れをして普通の食事に移行する時期で、離乳食から普通の食事に慣れさせていきましょう。
食事も一日3回の規則正しい周期にして、栄養のバランスを考えたメニューにしていきます。

ただ、注意したいのが食事をとれるようになったばかりの子供は胃腸のサイズが小さく、一度に多く食べることができない点です。
食の細い体質の子供の場合、1回あたりの食事が少なく、代わりにすぐにお腹が減ってしまいます。
食事のペースを無理に大人に合わせるのではなく、まずは食べられるものを増やす訓練をしていってください。

言葉に関しては「バイバイ」など簡単なことを発音できるようになってきます。
自分の意思を上手に伝えられないことに苛立ってかんしゃくを起こすこともあるので、ゆっくりお付き合いをしてあげましょう。

8~9ヵ月頃の赤ちゃんの様子と育児方法

8~9ヵ月頃の赤ちゃんのからだの状況

8~9ヵ月頃になると、ほとんどの赤ちゃんが自力でおすわりができるようになります。
慣れないうちは背中をしっかり伸ばすことができず、前かがみで両手をつきながらのおすわりになりますが、体力がしっかりついてくると自分で座ったまま体を起こすことができるものです。

おすわりができるようになることで目線が高くなり、視界に入ってくるものに対して積極的に興味を示すようになります。
座った状態で両手を使ったおもちゃ遊びもできるので、赤ちゃんの頃とはまた違った種類のおもちゃの購入が望ましいでしょう。
指でつかんだり動かしたりということができるようになるので、簡単なパズル要素のある積み木などがおすすめのおもちゃです。

ハイハイの姿勢から自分で体を移動させることもできるので、親にとっては寝かせておけばよかったという時とは違った苦労が出てきます。
特に普段2階で育児をしている人などは、ちょっと目を離したすきに階段から転落をしてしまう危険があるので、赤ちゃんに危険な場所にあらかじめゲートを設けておくなど安全対策をしていきましょう。

それと歯が生えはじめてくるので、時期を見て離乳食も準備していくようにしましょう。
離乳食は最初のうちはミルクと併用しながら、ペースト状のものをスプーンで口に含ませるようにして、少しずつ味に慣れさせていきます。

8~9ヵ月頃の赤ちゃんの生活、赤ちゃんのこころ

8~9ヵ月頃は体の機能が急激に発達し、脳も活発に動くようになる時期です。
親や家族をしっかり認識する一方、危険を察知する能力も備わってくることから、見知らぬ人に対して警戒心を示して人見知りをするようになります。

先にも述べましたが、ハイハイが自由にできるようになると室内での移動範囲がかなり広がってくるので、前にも増して安全対策をしていくようにしましょう。

夜泣きもこの時期になるとだいぶ楽になってくるのですが、それでも突然夜中に大泣きをしたりというようなことがあります。
そうした時には軽く背中を叩いてあげるようにしながら抱っこをして、心理的な安心感を与えてあげるようにしましょう。

この時期には「知育玩具」と言われるようなおもちゃも、自分で使うことができるようになってきます。
積み木やボールなど感触を得られるものを与えてあげると、飽きずにいつまでも一人で遊んでくれたりするのでそうしたところもよく見てあげてください。
高価なおもちゃでなくとも、スーパーボールや肌触りのよい布など、普段あまり見ないような不思議なグッズがあるとそれだけで面白がってくれます。

体はかなりしっかりしてきますが、まだまだ筋肉や骨格などは固まっていない時期なので、体をゆさぶるような遊びは控えてください。

5~6ヵ月頃の赤ちゃんの様子と育児方法

5~6ヵ月頃の赤ちゃんのからだの状況

5ヶ月目くらいに入るとほとんどの赤ちゃんはしっかりと首が座り、縦抱きやおんぶをすることができるようになります。
体を抱きかかえた感じも生まれて間もない頃のような弱々しさがなくなり、かなりがっちりした印象になってきます。
体重は大きな子になると8kgを超えてきますので、そろそろ小柄なお母さんなどは持ち上げるのに苦労を感じるところでしょう。

縦抱きやおんぶをすると子供の目線が高くなりますので、子供の興味も広がっていきます。
珍しいものにすぐに手を伸ばしてそれを口に入れようとする仕草が活発になる頃なので、身の回りに危険なものが置きっぱなしになっていないか、注意をしてあげてください。

生まれたばかりの赤ちゃんは、大人であれば当然危険であると判別できるものも理解することができません。
感電の危険がある電気コードや尖った食器類、熱いものや殺虫剤などの危険な毒物も手を伸ばせる距離にあるとどんどん口の中に入れてしまうので、この頃にはしっかり子供のための住環境を作り上げてあげるようにしましょう。

ただ、何でも口に入れてしまうのを嫌って禁止してしまうのも、赤ちゃんの知能の発達には望ましくありません。
危険のない範囲で手元に珍しく興味を引くようなものを置いてあげて、それを使って一人で遊ぶ様子などを観察してみてください。

5~6ヵ月頃の赤ちゃんの生活、赤ちゃんのこころ

生後半年くらいになるとかなり睡眠のリズムが安定してきます。
ウトウトと昼間のほとんどを寝て過ごすということが少なくなり、昼間の活動時間も12~15時間くらいになってくるでしょう。
午前中と午後に短いお昼寝をすれば、夜の間はぐっすり眠ってくれるようになって、授乳の間隔も長くなってきます。

ただ、この頃になると体力もかなりしっかりついてくることから、昼間の活動時間帯に体を動かすことをしてあげないと夜の眠りが浅くなってしまいます。

昼間の時間の遊びとしておすすめなのが、ベビーカーや抱っこなどで近所を散歩してみることです。
子供本人で移動ができるわけではないのですが、室内と違った刺激のたくさんある外の景色に触れさせることで五感が適度に刺激されて、体にほどよい疲れが感じられるようになります。
子供の寝付きの悪さに悩んでいる家庭なら、昼間ちょっと遠くにお散歩に出かけてみるというのがおすすめになります。

ただし暑さや寒さによって健康を害することがないよう、外出時には対応できる持ち物も一緒に持っていってあげてください。
うつぶせにしても自然に首を上げることができるようになる時期なので、寝返りやハイハイの練習をさせてあげるというのもよい室内での運動になるでしょう。

3~4ヵ月頃の赤ちゃんの様子と育児方法

3~4ヵ月頃の赤ちゃんのからだの状況

生後3ヶ月を超えてくると、赤ちゃんはかなり体も大きくなり、声もはっきり出せるようになってきます。
手足も新生児の頃と比べてだいぶしっかりしてくるので、バタバタと動かした時には大人もびっくりするような力強さを感じられるようになるでしょう。

身長や体重も急激に増加していくので、3ヶ月頃には生まれた直後と比べてほぼ2倍くらいの体格になっています。
大柄な子になると7kgくらいの体重になるので、抱っこをする保護者にとっても腰痛など注意していかないといけません。

またこの頃の赤ちゃんは皮脂分泌が非常に活発になることから、顔まわりに「乳児湿疹」が出やすくなってしまいます。
時期的なものなので、もうしばらくすると皮膚の状態も安定してきれいになってくれますが、それでも顔や頭皮にたくさんの湿疹が出るのは見ていてつらいものでしょう。
できるだけ肌の清潔に気をつけて、多すぎる時には小児科に相談してみてください。

3~4ヶ月になると顔立ちも理性的になり、大人の言っていることや感情をなんとなくわかっているのではないか、と思うような仕草をしてきたりします。
視力もだいぶ発達してくるので、自分の一番の保護者が誰であるかということを理解して、それ以外の大人と違った態度をとるようになるでしょう。

知能もついて、大人がおもちゃなどで遊んであげると声を出して笑ったり、目や手足で追いかけようとしてくれます。
いわゆる「首の座った」状態になるのもこの時期です。
それまでは抱っこをするときに大人が首を支えてあげなければならなかったところが、自分で頭を支えられるようになってきます。

3~4ヵ月頃の赤ちゃんの生活、赤ちゃんのこころ

3~4ヵ月頃になるとようやく昼夜の区別がつくようになってきて、昼間の活動時間が伸びて、夜にまとめてぐっすりと眠る習慣がついてきます。
起床時間と就寝時間がだんだんしっかりしてくるので、授乳をする大人にとっても少しお世話が楽になってくるでしょう。

4ヶ月目くらいの授乳時間は平均すると1日5~8回、間隔としては4~5時間くらいです。
夜泣きについても早い子は寝る前にたっぷり飲んでぐっすり眠るようになってくれたりします。

一方で全く夜泣きが収まらず、泣き声が大きくなることに悩む保護者の人もいます。
特に生まれて間もない時期というのは発育に個人差が多く現れる時期なので、あまり周囲と比較をしすぎず大きな目で見守っていってあげてください。

この頃の赤ちゃんはかなり手足を動かすのが上手になってきて、よく自分の手をなめている様子が見られます。
これは自分の手を認識したり、口元に刺激を与えることで安心感を得るという一つの遊びです。
あまり厳しく禁止をすることなく、様子を見てあげるようにしましょう。