母乳の特徴と飲ませ方について

母乳は栄養豊富

赤ちゃんが生まれて初めて口にする食べ物が母乳です。
母乳は妊娠中のお母さんの体で作られるもので、出産前からおっぱいに強い張りを感じたり、乳首が痛くなったりということがあります。

母乳は赤ちゃんにとって必要な栄養素が全て含まれている「完全栄養食品」です。
生まれたばかりの赤ちゃんは内臓機能が弱いので、母乳を飲むことにより消化吸収がしやすくなるというメリットがあります。

母乳に含まれている成分としては、水や炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、鉄分といったものがあります。
いずれもこれから骨や筋肉、内臓などを作っていくことになる赤ちゃんにとって必要不可欠な成分ですので、しっかり赤ちゃんに飲ませてあげたいところです。

また、母乳にはお母さんの体の中にあった免疫グロブリンといった物質が含まれるので、母乳を通してお母さんから赤ちゃんへ、病気になりにくい体質を引き継ぐことができるという作用があります。

お母さんにとっても母乳を与えることは体によい作用があり、産後の子宮の回復を早めることができます。
これは母乳を与えることで体内で生成が促進されるので、同時にオキシトシンというホルモンが分泌されやすくなるからです。

オキシトシンは女性の体を作るために重要な役割をするものなので、体内に多く分泌されることで女性本来の機能を高めてくれるのです。

飲ませ方、授乳時間・回数

母乳の与え方については妊娠中の育児セミナーや、出産直後の産科医からの指導で教えてもらうことができます。
産後すぐの赤ちゃんは授乳そのものに慣れていないので、まずは赤ちゃんとコミュニケーションをとることを重視しつつ練習をしていくようにしましょう。
生まれた直後ではまだ十分な量の母乳が出ないというお母さんもいるので、出産後数日をかけて母乳を出せるようにしていきます。

新生児(出産後1ヶ月以内)に対しての授乳は基本的に「泣いたら与える」という方法で、あまり時間や間隔を気にしなくても大丈夫です。
こうした赤ちゃんが欲しがったら与えるという方法を「自律授乳」と言いますが、お母さんの母乳が出にくかったり、赤ちゃんがよく飲む場合などは母乳だけに頼らずミルクも併用していくとよいでしょう。

生後2ヶ月目になってくると少しずつ授乳のペースがつかめてくるので、だいたい3時間くらいの間隔で、1回につき30分くらいかけて与えるようにしていきましょう。
母乳は左右を均等に与えるようにし、赤ちゃんの口にできるだけ深く乳首を含ませるようにしていくのがコツです。

赤ちゃんは一旦飲んだ母乳を吐き出してしまうということもよくあります。
これはまだ胃腸がしっかりしていないためなので、それほど心配はいりません。