0~2ヵ月頃の赤ちゃんの様子と育児方法

0~2ヵ月頃の赤ちゃんのからだの状況

生まれてから1ヶ月以内の赤ちゃんのことを「新生児」と言います。
新生児は、長い間お母さんのお腹の中で過ごしてきた胎児が、初めて外の空気に触れて自分の力で生命を維持し始める大変な時期です。

初めての出産を経験したお母さんにとっては、生まれたばかりの赤ちゃんがあまりにも弱々しい存在であることを不安に感じてしまうのではないでしょうか。
実際に生後間もない赤ちゃんは頭の形がいびつであったり、手足が非常に細くて小さく作られています。

0~1ヶ月までの新生児の特徴が、「原始反射」と言われる反応です。
これは音や光、においや触覚など五感に対しての刺激に対して無意識に体が動くことを言います。

中でも特徴的なのが「モロー反射」と言われるもので、大きな音を聞いたときに体がビクッとなって両手を掲げる抱きつくような反応をします。
この体に直接感じる刺激に対する反応は、だいたい3~4ヶ月目くらいまで続いていきますので、静かに見守っていってあげてください。

生後1~2ヶ月目になってくると次第に体重も増加して体のつくりもかなりしっかりしてきます。
身長は約4cm、体重は1~2kgほど1ヶ月の間に増加するので、2ヶ月目になると見た目もかなり赤ちゃんらしくなってきます。

体の動きもかなり活発になり、手近なものを自分からつかんだり横になったままバタバタと激しく体を動かしたりという様子が見られます。
言葉はまだ話せないものの、世話をする大人の真似をして「あー」や「うー」といった声をだすことがあるでしょう。

0~2ヵ月頃の赤ちゃんの生活、赤ちゃんのこころ

生後2ヶ月目までの赤ちゃんは、まだ昼夜の感覚がなく、ずっとウトウトと半分眠るような状態が続いています。
一日の大半の時間を眠って過ごし、お腹が空いたりおむつが汚れたりすると泣いて周囲に訴えます。

初めての育児の経験をする家族にとっては、言葉の話せない赤ちゃんが泣くとどうお世話をしてよいかわからずに悩むところです。

赤ちゃんは空腹や暑さ寒さなど不快な状態があったときに泣きますが、それ以外にも特に理由なく泣き続けることもあります。
自分一人の力では生きていけないからか、孤独感や不安感があると大きな声で泣いてしまうようです。

赤ちゃんが泣きやまないときは優しく抱っこをしてあげたり、声をかけてあげたりすることで少しずつ安心して静かになってくれるでしょう。
また、この時期の赤ちゃんは大人が顔を合わせるとニッコリと笑顔を見せてくれたりします。
これは無意識による反応で本当に楽しいかどうかはあまり関係ないのですが、世話をするお母さんお父さんにとっては、とても幸せに感じられる瞬間ではないでしょうか。

新生児期の赤ちゃんの抱っこのコツって?

赤ちゃんに安心感を与える「抱っこ」

生まれたばかりの赤ちゃんは体も小さく触るとふにゃふにゃとしており、初めて触れる人はおっかなびっくりに扱ってしまうものです。

抱っこは育児の基本中の基本であり、生まれたばかりの赤ちゃんの精神を安定させることができる大変に重要なコミュニケーションとなります。

最初の慣れないうちはちょっと怖いかもしれませんが、何度も繰り返しているうちに抱き方のコツをお互いに体で覚えられるようになっていきますので、ぜひ積極的に触れるようにしてあげてください。

まず新生児の特徴ですが、ぼんやりとしているようできちんと五感は備わっています。
ただし視力はまだ0.1程度しかなく、声をかけてもこれといった反応をするわけではないため、大人のように会話やアイコンタクトでコミュニケーションをとることはできません。

赤ちゃんの五感の中で比較的優れた力を持っているのが聴覚と触覚です。
聴覚は言語を理解する事こそできませんが、胎児の頃から外界の音を聞き分ける事は出来ているとされ、周囲の会話や音から雰囲気を素早く察知します。

一方触覚は非常に敏感であり、指しゃぶりをしたり手で体のいろいろなところを触ったりして、感触を自分なりに一生懸命確認しようとしています。

ですので、抱っこをするときにはできるだけ安心感を与えられるようにしっかりと体を密着させ、同時に何か積極的に話しかけてあげるようにしましょう。

抱きかかえるときにはしっかり首を支えて

生まれたばかりの赤ちゃんを抱く時に最も重要なのが首の固定です。
新生児は首の筋肉が固まっておらず、自分で体を支えることができません。

ですので抱っこをするときにはまず首の後ろに手を差し入れて支えてあげるようにし、体の重心から支えて持ち上げるようにしましょう。

コツとしては、横抱きをする場合はまず赤ちゃんの真横に行って、首の下とおしりに左右から腕を差し込むようにし、そのまま重心をずらさないように真上に持ち上げます。

持ち上がったら腕ごと自分の胸元にひきつけるようにし、腕と体の間に赤ちゃんを入れてハンモックのように全体をホールドします。
慣れてきたら赤ちゃんの首を肘で支えるようにして、目を合わせてあげるとベストです。

繰り返しになりますが、赤ちゃんは自分で自分の体を支えることができませんので、しっかり重心を意識した抱きかかえ方をしないとバランスが崩れて落下しやすくなってしまいます。

両脇に腕を差し入れて持ち上げる「高い高い」のような方法では、腕を胴体が支えきれずに途中でズルリと抜けてしまって大変に危険です。

抱きかかえたまま体をゆっくり揺らしてあげたり、優しく話しかけてあげたりすると、胎内にいたときと似た感覚になるためウトウトと気持ちよさそうに眠る様子が見られます。

お食い初めって?

一生食べ物に困らないようにと願いを込める「お食い初め」

生まれた赤ちゃんが健康で豊かな生活を送れるように、という願いをこめるお祝い事の一つが「お食い初め」です。

「お食い初め」は、地域によって「真魚始め」や「箸祝」「箸初め」「箸揃え」といった呼ばれ方をすることもあります。

通常生後100日目を記念して行われ、赤ちゃんに初めて箸を用いて食物を与えます。
もともとは家族や親類、近所の人などを招いて赤ちゃんをお披露目するという目的で行われていたのですが、現在ではもう少し小規模に親子と祖父母くらいまでの近い身内を集めて行うことが多いようです。

お食い初めは赤ちゃんのために行う行事としては比較的メジャーで、アンケートでは約8割の人が実施をしたと回答をしています。

お食い初めで用意する器と料理

お食い初めでは専用のお膳をセットにして出すようにするのが一般的です。
その後も使用できるよう離乳食用の食器として購入をすることもできますが、より本格的に行うために仕出し屋などにお願いして「お食い初めセット」を注文する家庭もあります。

祝い膳として出される料理は、お赤飯にタイの尾頭付きなど縁起を担いだ焼き魚がついてくるのが普通です。
そこに煮物やなます、汁物をつけて一汁三菜というスタイルにします。

一般的な祝い膳の食器は、鶴や松などの模様がついた漆器膳を用いており、飯碗、汁椀をつけて全部で5つの皿をお膳に乗せます。

より厳密に行うならば、女の子の場合は外側が黒塗りで内側が朱塗りになっているもの、男の子の場合には内側外側ともに黒色のものを使用します。

食事を食べるのに使用する箸は「祝箸」と言われる柳の木で作られた、両端が細くなっている箸です。
「寿」の箸袋に収められている専用のものを使うのと本格的になります。

もう一つ、お食い初めで忘れてはいけないのが「歯固め」という石の準備です。
「歯固めの石」はお宮参りのときに神社から授かることが多いようですが、自宅で行う場合には近所で拾ってきた石を丁寧に洗ったものを使用してもかまいません。

できるだけ丸みのあるツルンとした石を用いるようにし、まずお箸で軽く石に触れてから次にその箸を赤ちゃんの歯茎にあててあげます。

使用したあとの石は手元に残しておいてもよいですが、正式にはその石を受け取った場所に感謝とともに戻すようにします。

地域によっては歯固めの石は石ではなく、栗やタコ、梅干し、鮑、お餅といったものが使われる事もあるようです。

家族で集まる時には、お食い初めで最初に赤ちゃんに食べ物をあたえるのはその場で最も年齢の高い人とされています。
子供が男の子のときには男性の年長者が、女の子の時には女性の年長者が行うようにします。

注意するべき母子感染症

妊婦健診でチェックをすることができる感染症

妊娠中は免疫力が低下してしまうことから、普段よりも病気にかかりやすく、また罹患をすると悪化しやすくなってしまいます。

妊娠中に母体が感染症にかかると、そのまま胎児にも感染してしまうこともあるため、妊婦健診では重篤な病気となっていないかをきちんと調べてもらいましょう。

特に母子感染の危険性がある病状としては「B型肝炎」「C型肝炎」「風疹」「トキソプラズマ」「成人T型細胞白血病」「B群溶連菌」等です。

これらは特定の時期を迎える前に妊婦健診によって菌のキャリアになっていないかを丁寧に調べ、必要に応じてワクチン接種や治療をしていきます。

「B型肝炎」「C型肝炎」「風疹」「トキソプラズマ」は妊娠12週までに一度は検査をしておくことが望ましく、「成人T型細胞白血病」は30週まで、「B群溶連菌」は20週頃までに1度、34週までにもう1度検査をしておくことが推奨されます。

特に重要なのが「B型肝炎」で、こちらは妊娠中にきちんと検査と治療をしなかったために成人になってもずっと感染が続いてしまうことがある危険な病気です。

現在では必ず妊婦健診でチェックする病気となっていますが、自分自身でも忘れずに検査を受けることを心がけてください。

知らずに感染することもある「性感染症」

母子感染の危険性がある病状としてもう一つ「性感染症」があります。
性感染症とは、主に性行為を介して感染が拡大するというところに特徴があり、ほとんどの場合で夫婦一緒に感染をしています。

妊婦に発症する性感染症で、最も割合が高いのが「クラミジア感染症」などの膣炎です。
膣炎はもともと本人がキャリアであったところ、何らかの原因によって症状に発展して起こるケースが大半です。

クラミジアは女性だけでなく男性にも感染をするため、夫婦一緒にきちんと検査を受けて治療を進めていかないと、妊娠期間中にピンポン感染が繰り返される可能性もあります。

またここ最近社会問題化しているのが若い世代の梅毒感染です。
梅毒は古い売春宿が各地にあった頃に大感染した代表的な性感染症ですが、現代ではむしろ商売人ではなく一般の人が特定の相手を持たないフリーセックスをするようになったことで感染が拡大しているという特徴があります。

同様に「性器ヘルペス」もここ近年増加傾向にある性感染症です。
妊娠16週までに妊婦が梅毒に感染すると、胎児が先天性梅毒症候群を発症してしまう危険があります。
性器ヘルペスは胎児に直接影響はないのですが、母体が不安定になり早産や流産を招きやすくなってしまいます。

性感染症の予防はコンドームの使用が最も確実で高い効果があるので、妊娠中のセックスでは必ず使用するようにしましょう。

妊娠中食べてはいけない食べもの

妊娠中はナマモノNGのウソ?ホント?

昔から妊娠中に注意すべき食べ物としてナマモノが言われてきました。
ナマモノとは、お刺身や生肉、生ハムやフレッシュチーズなど熱を加えずに食べるもの全般です。

まずなぜ妊娠中にナマモノがNGなのかということから説明をすると、それら食品には雑菌や寄生虫が潜んでいる可能性が高いからです。

普段健康な状態であればそれらを食べても消化の過程で自然に体外に排出をすることもできるのですが、妊娠中には母子ともに免疫力が低下をしてしまうため、早産や流産、または胎児の生育に悪影響が及んでしまうことがあります。

具体的には、ナチュラルチーズや未殺菌乳、生ハム、スモークサーモンといったものに含まれている恐れのあるのが「リステリア菌」、生肉(レアステーキ、レバ刺しなど)やユッケなどに含まれているのが「トキソプラズマ」という寄生虫です。

「リステリア菌」は食品の他に土壌や河川の水、家畜や魚介類、昆虫類などの自然界にありふれている菌で、人体に侵入をすると食中毒の原因になります。

もう一つの「トキソプラズマ」は家畜の肉や猫の糞などに潜んでいる単細胞生物の原虫で、人の目で識別をすることは不可能です。

人の体内に入ると特定の臓器の中に侵入していくという特徴があるため、胎内に入り込まれると胎児の脳や眼球を破壊してしまいます。

いずれも非常に重篤な症状を招いてしまう食品であるため、やはり妊娠中は極力ナマモノは食べないようにするのがよいでしょう。

適切な食事管理をすることも大切

食生活が十分に整っていない戦後間もなくの頃には、妊婦はとにかくたくさん食べて栄養をつけることが推奨されていました。

しかし現代は食品が手軽に手に入るようになり、安価で高カロリーな食品もたくさん販売されるようになったことから、むしろ如何に食べすぎないようにして栄養を補給するかということの方が重要になっています。

妊娠中に体重が増えるのは当然ですが、それが限度を超えてしまうとかえって出産をつらいものにしてしまったり、産後に重篤な症状が残ってしまうことになるのです。

体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群になったり、産道に脂肪がついて細くなってしまうことにより、難産や微弱陣痛といったことが起こります。

妊娠中にはまず塩分と脂分をできるだけセーブし、体重が増えすぎないようにしっかり管理していくことが大切です。

また妊娠前に激辛食品を多く食べてきたという人も、妊娠中も同じように食べてしまうと、弱った胃腸に強い刺激を受けて胃痛や下痢といった症状を起こしてしまうことがあります。

つわりが起こる頃から食の好みが大きく変わるという女性も多いことから、妊娠前と同じ感覚で食事をするというのは避けた方がよいでしょう。

つわりの症状って?

妊娠3ヶ月めに現れる大きな体調の変化

女性が妊娠をしたということを最初に自覚するのが「つわり」です。
つわりとは吐き気や倦怠感などを伴う体質の劇的な変化のことで、人により現れる症状や重さ・軽さが大きく異なります。

もう少し詳しく説明をすると、まずつわり症状が起こるのは妊娠の8~11週目くらいで、この時期になると受精卵は子宮の中で握りこぶし大くらいにまで成長します。

10週を超えると胎児に頭と胴体、手足がはっきり分かれてくるため、超音波で見ると小さいながらも人の形をしていることがわかるでしょう。

言うなればつわりが起こるということは、お腹の中にもう一人の「人」が存在するようになったということで、出産に向けて体質が激変していきます。

女性の体内に分泌される性ホルモンのバランスが大きく崩れることから気分がイライラしてしまったり、強い落ち込みを覚えたりするものです。

一般的な症状としては「体温が高くなる」「トイレが近くなる」「乳房が張る」「乳首が黒ずむ」「下腹部が張る」「腰が重く感じられる」といったものが挙げられるでしょう。

また子宮内の分泌物が急増することにより、おりものが多く出るようになってしまったりします。

他にも、人によって気分の悪さから食欲が減退してしまったり、常に眠気を感じるようになる、ニオイに敏感になる、口の中が荒れるといったようなことも起こります。

つわりの起こる3ヶ月めというのは体質が非常に不安定になりますので強い運動はできるだけ避け、転倒や衝撃を受けないように十分な注意が必要です。

つわりを乗り切るためのコツとは

つわりは人によってはかなりつらく、耐え難いほどの苦痛になることがあります。
よくあるのが吐き気の症状で、ちょっとニオイを嗅いだだけで吐き気を催したり、トイレから離れられないほどずっと吐き続けてしまうというようなこともあります。

また気分の上下の幅が大きくなるため、ちょっとしたことで夫や家族に当たってしまったり、その反動で強い落ち込みを感じたりするでしょう。

まず最初に頭に入れておいてもらいたいのは、そうした体調の変化は全て赤ちゃんが大きくなったことによる性ホルモンの分泌量の変化が原因であるということです。

つわりのため食事が十分にとれなくなると「赤ちゃんに十分栄養を与えられないのでは?」と不安になってしまいますが、妊娠初期には無理にたくさん食べなくてもきちんと赤ちゃんを育てることができます。

それよりもむしろ自分の体を大切にし、とりあえず体重管理や胎教など余計なことは考えず、食べられるときに食べられるものをしっかりと食べ、脱水症状を起こさないようしっかり水分をとるようにしましょう。

胃がムカムカして食べられないときには、消化がよく栄養価の高いさっぱりしたものを食べるようにしてください。

冷え対策で妊娠体質に!

冷え性と生理不順の密接な関係

女性の多くが悩みとしている症状の一つに「冷え性」があります。
冷え性とは、気温の低い冬の時期だけでなく年間を通じて手足の先が冷たくなり、思うように動かすことができなくなる症状のことを言います。

人間の体の中には隅々まで血管が走っているわけですが、手足の先端部分の血流は他の部分に比べて流れが悪くなりがちです。

血液の量が十分ではない貧血気味の人や、血圧の低い体質の人は冷え性を発症しやすくなります。
また、男性に比べて筋肉量の少ない女性は、血液を全身に巡らせる力が弱くなるため、末端まで血液をうまく送ることができません。

血行が悪くなると免疫力や代謝能力の低下といったさまざまな不調症状が起こります。
冷え性がよく起こるという人はまさに血行が滞っているということになりますので、早めに改善をしていくことが大切です。

冷え性が長期に及ぶと、体の冷えだけでなく頭痛や腰痛、肩こり、月経不順、不眠といった症状も起こります。
血行がスムーズに行われないことにより子宮内部の代謝もきちんと行われなくなるため、排卵や子宮内膜の成長が阻害され妊娠しにくくなってしまいます。

より望んた形で妊娠をするためにも、早めに冷え体質は改善しておいた方が良いのです。

冷え性に悩む人はここに注意

まず慢性的な冷え性で悩んでいる人は、普段の生活で冷えを促進するような行動をしていないか見直す必要があります。

具体的には「運動不足」「極端な食事制限ダイエット」「体を締め付ける衣類の着用」「不規則な睡眠時間」「過剰なストレス」といったことです。

これらは全て体内の血行を悪くする要素となりますので、まず該当しているものがあったら早めに改善をしていくことを考えましょう。

特に毎日の運動量が不足している女性の場合、筋肉量が非常に少なくなってしまうことから免疫力が不足し、病気になりやすく治りにくい体質になってしまいます。

できるだけ意識をして毎日の生活に運動を取り入れ、筋肉量を増やすトレーニングをしていってください。
筋肉を増やすといっても本格的な筋肉トレーニングをする必要はなく、定期的に有酸素運動をして足腰を鍛えたり、ヨガやストレッチなど意識的に全身を動かすようにする位でも十分効果があります。

ウォーキングや水泳、エアロバイクといった運動を日々行って、筋肉をつけていくことができればそれがベストです。

もう一つ、若い女性によくあるのが極端なダイエットです。
カロリー量を減らすことばかりを気にして偏った食生活をしていると、血液を作り出すことができなくなり血行が悪くなって冷えが生じるようになります。

対策としては体をできるだけ冷やさないようにし、半身浴でぬるめのお湯に毎日つかるようにするのもおすすめです。

生理不順に効くツボがある?

生理不順によくきくツボとは

月経不順に悩む女性が、ここ最近多く利用しているのが鍼灸です。
鍼灸院は全国にあり、国家資格を持った鍼灸師の方が東洋医学に基づく施術を行ってくれます。

鍼灸というと肩こりや腰痛といった整体に近い体の不調を改善するもののように思えますが、もともとは東洋医学の治療法として長年用いられてきたものであることから、その他のあらゆる不調の症状に対応することができます。

東洋医学は化学的施術を行う西洋医学と異なり、その人が備えている体内の力を促進し自己修復をさせるということが目的です。

そんな東洋医学の中でも現代まで脈々と受け継がれている施術が鍼灸というわけで、全身にあるツボに刺激を与えることにより、本来あるべき姿である健康体に自力で戻すことが期待できます。

鍼灸は生理不順だけでなく、更年期症状や子宮に関する病気、冷え性や便秘といった症状にも効果があります。
最もよいのは腕の良い鍼灸師さんのところに行って症状に応じた施術をしてもらうことですが、自分でもいくつか効果の高いツボを覚えておくことで毎日の健康増進に役立てる事が可能です。

生理不順によく効くツボとしては「三陰交(さんいんこう)」「血海(けっかい)」「次髎(じりょう)」「陽陵泉(ようりょうせん)」の4ヶ所が挙げられます。

それぞれのツボが持つ効果と押し方のコツ

順に説明をしていくと、まず「三陰交」とは両足の内側のくるぶしのあたりにあるツボです。
具体的には足の内側に出っ張っているくるぶしから上に3寸(約9.1センチ)上がった場所で、骨のキワにへこんだような感触があります。

もう一つの「血海」は膝の骨の内側にあり、膝にあるお皿の骨の内側の角部分から上に2寸(約6センチ)上がったところです。

この「三陰交」と「血海」は女性のホルモンバランスを整えるために効果のあるツボとなっており、お風呂に入って体が温まった時に丁寧に押すと効果を得ることができます。

「次髎」は骨盤部分にあるツボで、腸骨という腰に手を当てたときに触れる骨盤上部の骨付近にあるツボです。
こちらは「三陰交」や「血海」と比較してやや見つけにくいので、自分で押すのは少しコツがいります。

最後の「陽陵泉」は外側の膝にあるツボで、膝を90度に曲げた時に外側に少し飛び出る骨の少し前にあります。
「陽陵泉」は生理の周期が安定しない人におすすめのツボで、生理前にホルモンバランスが崩れ精神が不安定になってしまう人が気持ちを落ち着かせるときにも使います。

ツボ押しは指で強く押し込むようにしてもよいですが、專門のツボ押しグッズも雑貨店などで販売をされているため、そういったものを利用するとより的確にできるでしょう。

妊活にも正しい生活習慣が大切!

生理周期を正常にすることが最大の妊活

女性の社会進出と環境の変化により、第一子出産年齢は年々上昇傾向にあります。
2012年の人口動態統計によると、第一子出産時の女性の平均年齢は30.3歳とついに30代の大台に達しています。

もっとも、数十年前に比べて今の30代は見た目も体力も若々しいので、ただちに妊娠や出産に影響があるというわけではありません。

とはいえやはり妊娠のしやすさということで考えると、高齢になるにつれ難しくなっていくということは間違いのない事実です。

ちなみに「不妊」と定義される状態とは、結婚後子供を作ろうと考えて性生活を送ったカップルで、1年以上妊娠に至らなかった時とされています。

これは一般的に1ヶ月の性生活で妊娠にいたる確率は約20~30%であることから、通常は結婚後半年以内に妊娠する場合が多いということより目安とされている期間です。

子供を望んで避妊をしない夫婦の場合、1年以内に妊娠をするのは約8割、2年以内で約9割という数字が調査によってわかっています。

一方、妊娠を望んでいるにも関わらず思うように妊娠に至らないという悩みを持つ人もいます。
2年以内に妊娠をしないカップルも10組に1組はいると考えると、決して少ない数字とは言えないでしょう。

妊娠に至らない原因はさまざまなですが、女性の体質的に「生理不順気味で周期が安定しない」「冷え性」「大きなストレスを抱えている」といったことがあると妊娠しにくくなる傾向があります。

生理の周期を安定させるための生活習慣とは

女性の体に最も負担なく妊娠と出産ができる年齢は25~35歳くらいまでとされています。
もちろんその年齢以外でも十分健康な赤ちゃんを出産している女性はたくさんいますが、望んだ時期に妊娠をし、健康な母体に早くに回復することを考えるなら、その年代のうちに出産をしておくようにしたいところです。

希望に近い妊娠を実現するには、まずは生理の周期を安定させることが第一条件となります。
生理不順が起こる原因は、子宮内で起こる排卵や子宮内膜の成長が正常ではなくなってしまうことです。

子宮がきちんと周期的に活動をしないと、うまく受精ができなかったり、受精をしてもしっかり胎児を成長させることができなかったりします。

生理の周期を安定させるためにはまずはしっかり生活習慣を整え、規則正しいサイクルで活動をするということが大切です。

朝方の早寝早起きの習慣を持ち、しっかり三食決まった時間に食べるようにするだけでもかなり体質を改善することができます。

どうしても生理の周期が安定しないという人は何らかの婦人病を罹患している可能性もあるため、一度詳しく夫婦で検査を受けてみた方がよいでしょう。

ホルモンバランスが崩れると…?

生理中でないのに出血がある場合に考えられること

生理不順というのは女性の多くが経験している深刻な症状です。
健康な成人女性の場合は生理は28日周期で訪れるものであり、だいたい1週間以内に出血が止まります。

どこからが生理不順かということはなかなか判断がしづらく、人によって「周期がバラバラで一定しない」「期間が長くいつまでも出血する」ということが同時に起こるものです。

実際に婦人科で聞かれる例としては「28日で来ることもあれば45日以上も間が開くことがある」「周期以外のときにも出血が起こる」「徐々に周期が伸びており量が極端に少なくなった」などといったことがあります。

女性の体の月経周期を決めるのは性ホルモンのバランスです。
女性の体の中では「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の二種類が分泌されており、それぞれが順番に周期ごと多く分泌されることで子宮内で排卵をし、妊娠に至らなかった子宮内膜を剥がして体外に排出していきます。

つまりホルモンバランスが崩れることにより、定期的な排卵が起こらなくなり、使用しなかった子宮内膜を上手に排出することができなくなるということです。

妊娠をしていない女性の体に起こる月経不順の原因のほとんどはストレスです。
精神的なストレスはホルモン分泌に大きな影響を与えてしまうため、忙しい仕事に追われていたり、家庭内など人間関係のトラブルを抱えている人によく生理不順が起こります。

出血をしたら必ず状態をチェックする

正常な生理の周期以外でもし出血が起こったら、どういった状況でどんなふうに出血したかということをきちんとチェックしておくようにしましょう。

ピンク色、茶褐色、粘り気のあるおりものといったように、一口に出血といってもさまざまな種類があるものです。

婦人科を受診する場合にはどういった時にどんな出血が起こったかということを正確に告げることにより、的確に症状をつかむことができます。

不正出血とともに生理不順とともによく起こるのが精神の不安定です。
特に黄体ホルモンであるプロゲステロンが大量に分泌されるようになると、心と体が不安定になってしまいがちです。

体がむくんで乳房が張るような感じがあったり、頭痛や肩こり、腰痛といったことが起こります。
肌が荒れて便秘や下痢が起こったり、精神的に不安定になり小さなことでイライラ、カリカリといった反応をするようになります。

ホルモンバランスが崩れて生理が頻発するようになると、子宮内でしっかり子宮内膜が育たず、妊娠しにくくなってしまうでしょう。

反対に生理周期が長すぎる場合には、排卵そのものが起こらない無排卵周期を起こしていることもあり、同様に妊娠が難しくなります。