5~6ヵ月頃の赤ちゃんのからだの状況

5ヶ月目くらいに入るとほとんどの赤ちゃんはしっかりと首が座り、縦抱きやおんぶをすることができるようになります。
体を抱きかかえた感じも生まれて間もない頃のような弱々しさがなくなり、かなりがっちりした印象になってきます。
体重は大きな子になると8kgを超えてきますので、そろそろ小柄なお母さんなどは持ち上げるのに苦労を感じるところでしょう。

縦抱きやおんぶをすると子供の目線が高くなりますので、子供の興味も広がっていきます。
珍しいものにすぐに手を伸ばしてそれを口に入れようとする仕草が活発になる頃なので、身の回りに危険なものが置きっぱなしになっていないか、注意をしてあげてください。

生まれたばかりの赤ちゃんは、大人であれば当然危険であると判別できるものも理解することができません。
感電の危険がある電気コードや尖った食器類、熱いものや殺虫剤などの危険な毒物も手を伸ばせる距離にあるとどんどん口の中に入れてしまうので、この頃にはしっかり子供のための住環境を作り上げてあげるようにしましょう。

ただ、何でも口に入れてしまうのを嫌って禁止してしまうのも、赤ちゃんの知能の発達には望ましくありません。
危険のない範囲で手元に珍しく興味を引くようなものを置いてあげて、それを使って一人で遊ぶ様子などを観察してみてください。

5~6ヵ月頃の赤ちゃんの生活、赤ちゃんのこころ

生後半年くらいになるとかなり睡眠のリズムが安定してきます。
ウトウトと昼間のほとんどを寝て過ごすということが少なくなり、昼間の活動時間も12~15時間くらいになってくるでしょう。
午前中と午後に短いお昼寝をすれば、夜の間はぐっすり眠ってくれるようになって、授乳の間隔も長くなってきます。

ただ、この頃になると体力もかなりしっかりついてくることから、昼間の活動時間帯に体を動かすことをしてあげないと夜の眠りが浅くなってしまいます。

昼間の時間の遊びとしておすすめなのが、ベビーカーや抱っこなどで近所を散歩してみることです。
子供本人で移動ができるわけではないのですが、室内と違った刺激のたくさんある外の景色に触れさせることで五感が適度に刺激されて、体にほどよい疲れが感じられるようになります。
子供の寝付きの悪さに悩んでいる家庭なら、昼間ちょっと遠くにお散歩に出かけてみるというのがおすすめになります。

ただし暑さや寒さによって健康を害することがないよう、外出時には対応できる持ち物も一緒に持っていってあげてください。
うつぶせにしても自然に首を上げることができるようになる時期なので、寝返りやハイハイの練習をさせてあげるというのもよい室内での運動になるでしょう。