おむつ替えの際の心構え
赤ちゃんのお世話の中でも、とりわけ苦労が多いのがおむつ替えです。
子育て経験者の感想を見てみても、必ず一つ二つはうんちやおしっこに絡んだ苦労話が出てくるものです。
しかしおむつ替えを丁寧に行わないと、汚れた排泄物がずっと肌についたままになってしまうことから、すぐにおむつかぶれなどの皮膚炎が発症してしまいます。
人の排泄物は皮膚には非常によくないものなので、できるだけこまめに交換してあげるようにしましょう。
またうんちやおしっこは、その様子を見ることで健康状態をはかるバロメーターとなります。
毎日おむつ替えをしてあげることで健康の変化にも敏感に気づけるようになりますので、できるだけ丁寧にお世話をしてあげてください。
健康に何か問題があると考えられる症状としては、おしっこの色がピンクがかっていたり、おむつに膿のようなものがついていることが挙げられます。
他にもうんちが赤色や黒っぽい色をしていたり、逆に白い色をしていたりする場合は内臓の疾患が考えられるので、その時の様子をできるだけ丁寧に観察して小児科医に相談をしてみてください。
ただし月齢によって健康な排泄物の様子は変化していくので、成長に合わせて健康状態を把握するようにしましょう。
おしっこ・うんちの処理の仕方
現在赤ちゃん用おむつの主流となっているのは使い捨ての紙おむつです。
紙おむつは非常に多くのメーカーから販売されており、また吸水性などかなり優れた性能を持っています。
便利なものになるとおしっこをすると表面の色が変化するなど多機能になっているので、利用シーンに合わせて使い分けをしていくとよいでしょう。
おむつを替える手順としては、まず赤ちゃんを仰向けにして紙おむつを開いたら、おしりふきを使って丁寧に肌を拭き取っていきます。
汚れたおむつを先に畳んでおかないとそこからまた肌に汚れがついてしまうので、先に畳んでおくようにしましょう。
おむつを交換する時には、おしっこだけならそのまま畳んで捨てても構いません。
うんちがついている場合は、トイレに持っていって流してからおむつを捨てるようにしましょう。
紙おむつは使用済みのものは丸めて畳んでからゴミ箱に入れておきます。
ゴミの分別としては紙おむつは可燃ごみとなっているので、まとめてそれぞれの自治体の指示に従って出すようにしましょう。
まとめてゴミ箱に入れているとどうしても臭いがきつくなるので、おむつ用ゴミ箱は風通しのよい場所に設置しておくなどの工夫が必要です。
臭いが漏れにくいおむつ用ゴミ箱も販売されているのでそちらを利用するのも良いでしょう。
なお外出時に赤ちゃんのおむつを交換した場合は、汚れたおむつは自宅に持ち帰って捨てるようにしてください。