調乳をするときのポイントは?

赤ちゃんの食事のためにミルクを作ることを「調乳」といいます。
日本国内においては赤ちゃん用ミルクというと粉ミルクが主流となっているので、母乳が準備できないときに赤ちゃんのお世話をする時には必ず調乳しなくてはいけません。

なお北欧などでは液体ミルクが市販されており、日本でも2018年の夏頃から赤ちゃん用液体ミルクが一般向けに販売されるようになるとのことです。

粉ミルクのメリットは、安価で大量のミルクを作ることができることと、日持ちしやすいということです。
ミルクは液体になると雑菌が繁殖しやすく衛生面に問題が発生してしまうので、外出時に持っていく時は液体にして持っていくというのは避けましょう。
調乳をしてから2時間以上が経過したミルクは再利用せずに廃棄するようにしてください。

調乳の方法は基本的にそれぞれのパッケージに記載されているやり方に従います。
粉ミルク缶には付属のスプーンがありますので、そちらを使ってきちんとすりきりで哺乳瓶の中に入れ、お湯を注いで溶かしていきます。

ポイントとなるのは溶かすときのお湯の温度で、70~80度くらいに調整したお湯を粉ミルクを入れた哺乳瓶に注いでいくようにします。
電気ポットなどではあらかじめ70~80度で保温できるようになっている製品もあるので、赤ちゃん用に購入しておくと便利です。

お湯を入れたら乳首を取り付け、ミルクが完全に溶けるように丁寧に回していきましょう。
あまり強く回転させるとミルクが泡立ってしまい、赤ちゃんがミルクと一緒に空気を飲んでしまいます。

空気がミルクと一緒に口に入るとゲップが出やすくなり、そのときに一緒に吐き戻してしてしまうので注意が必要です。

哺乳びんの選び方、洗浄・消毒の方法

哺乳瓶は、できれば出産前に準備をしておくようにしましょう。
選び方としては赤ちゃんの成長に応じて使い分けをしていくので、まずは小さなサイズのものから購入をしていくのがおすすめです。
赤ちゃんショップなどに行くと、月齢に応じたおすすめ哺乳瓶があるのでそちらから選んでみてください。

乳首部分もたくさんのメーカー品があることから、最初は複数のメーカーのものをいくつか購入し順番に使用していくようにします。
ミルクを入れたあとの哺乳瓶は衛生的に問題があるので、一回ごとに丁寧に洗っていくようにしましょう。

以前までは哺乳瓶の消毒というと、ブラシで洗ったあとに煮沸消毒をするというやり方が主流でしたが、毎回お湯を沸かして消毒をするというは大変です。
そこで便利なレンジ加熱タイプの消毒機が現在では広く使われるようになっています。

こちらは専用ケースに哺乳瓶と少量の水を入れて電子レンジで規定時間加熱をすることにより、煮沸消毒と同じように加熱殺菌をすることができます。