おふろへ入れる際の心構え
赤ちゃんは代謝機能が大変活発なので、毎日丁寧にお風呂に入れてあげる必要があります。
汗で体が汚れたままになっていると肌荒れしやすく、あせもやおむつかぶれの原因になってしまいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは肌質が敏感であり、かつ免疫力がありませんので、大人と同じお風呂には入れず、ベビーバスを使って沐浴をしていきましょう。
1ヶ月検診のときに特に異常がなければ、それ以降は大人と一緒のお風呂に入れても大丈夫です。
赤ちゃんのお風呂はできるだけ毎日同じ時間帯に入れてあげるようにします。
新生児のうちは大人の入浴時間に合わせる必要がないので、一番お世話をする人のタイミングで入れてあげてください。
ただしいつ入浴してもよいというわけではなく、授乳をした直後などは体に刺激があるので、お風呂の途中で吐き戻してしまう可能性があります。
熱など病気になっている時には、体を濡らしてしまうとそこから体温が下がって症状が悪化してしまう危険があるでしょう。
体の具合が悪い時には沐浴ではなく、絞ったふきんで体を拭いてあげるなど、別の方法で体を清潔にしてあげてください。
また、夜遅い時間に入浴をすると眠い時間に刺激が与えられてしまい、睡眠が浅くなってしまいます。
ベストな時間帯としては寝る数時間前くらいですが、夕方以降であればやりやすい時で大丈夫です。
おふろのポイント、入浴レッスンの方法
新生児の入浴は体がふにゃふにゃとしていて、大人も気を遣ってしまいます。
お風呂を入れる前に湯冷めをしないように先に体を拭くタオルと着替え、おむつを用意しておき上がったときに体を冷やさないようにしましょう。
できれば複数の大人が控えていて、お風呂を入れる係と上げたあとの世話をする係とがいると便利です。
赤ちゃんの入浴をする時にはまずベビーバスにお湯を入れ、温度を大人が確認します。
温度としてはだいたい38~39度くらいで、大人の肌でちょっとぬるいと感じるくらいが適しているでしょう。
新生児は首がグラグラとしているので、腕で首を支えるようにしながらゆっくりと体を湯船の中に入れるようにし、体をつからせた状態で柔らかい布を使って体を拭いていくようにします。
生後1ヶ月くらいまでは石鹸を使って洗う必要はなく、沐浴をさせたときにガーゼで体全体を拭いて洗うようにします。
ベビーソープを使うのはだいたい生後1ヶ月目くらいからにしましょう。
洗う時には体の向きを細かく変えて、首の間や指先、背中やお尻など体のシワがよりやすい部分もしっかり中まで洗っていくようにします。
上る前には洗面器などを使ってざっとお湯をかけてあげるようにして、赤ちゃんをリラックスさせてください。